年齢を重ねていくと、さらに同じ顔に見えてくる不思議。
解剖学的に説明すると、顔面の皮下にはretaining ligament(支持靭帯)
と呼ばれる結合組織の束がポイントポイントに存在しています。
リガメントは、各組織が解剖学的に正常な配置を保てるように力を発揮しています。
リガメントは「ほぼ」位置が変わらないので、
加齢によって骨や筋肉が萎縮するとしわ(しわというよりもgroove,溝)やたるみが出てきます。
たるみによって、このligament自体の弛みを引き起こすことも。
ますますたるみの進行を引き起こします。
ハイフでも照射の時にはリガメントの位置を考えて照射の角度を調整、
ボトックス注射の時には挙筋と下制筋のアンカーポイントを考え
(アンカーポイントは架橋ヒアルロン酸で持ち上げ可能ですが、またこの話は別の機会に)
さて、長い前置きでしたが(前置きだったのか🤣)
全体のバランスを整えるアンチエイジングとして
もう一つ、こんな治療があります✨
ジャルプロ・
スーパーハイドロ
他のジャルプロシリーズのように、
ECM(細胞外マトリックス)のリモデリング(再構築)を行う、というゴールは変わらないのですが
「リガメント」のリモデリングを行うことが他のジャルプロ製剤とは大きな違いです。
細胞外マトリックスのリモデリングによって、
- 線維芽細胞の活動を活性化、コラーゲンやエラスチンの産生を促進する
→小じわの改善、自然なハリをもたらす
- Retaining Ligamentを強化する
ことで
- 皮下組織の弾力低下
- 皮下の弛み
の改善につながります。
(たるみの原因は骨のボリュームロスや筋肉のボリュームロス、筋肉の拘縮もありますので
架橋ヒアルロン酸やボトックスの併用でトータルのバランスを整える必要はあります)
もっと細かい話をすると、Retaining ligamentはSMASを越えると
Retinacula cutisという細かい線維に枝分かれしています。
スーパーハイドロはリガメントと、
このRetinacula cutis(RC)のリモデリングに働きかけるため
皮下の弛み、皮下組織の弾力の改善へ働きかけます。
この注射によって皮膚の引きしめ効果や小顔効果があるので
今までは中顔面の位置を上げるという治療と言えば
糸リフトしかなかったと言っても過言ではありません。
(ヒアルロン酸によるリガメントリフトもありますが)
そんな中、注入によってしかも自身の力によるリモデリングによって
かなうナチュラルアンチエイジングである
ジャルプロスーパーハイドロ
決まったポイントに数か所注射
虫刺されのようなぷくっとしたふくらみはありますが、翌日には浸透していきます。
効果の実感は1ヶ月後〜です。
(自身の力で皮膚を再生していくので、即効性というよりはゆっくり効果を待つ治療です)
是非検討してみて下さいね!
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Art Lounge Clinic
10:00-19:00
東京都港区麻布台1-5-9 55-1 麻布台2階
六本木一丁目駅より徒歩5分
中野陽子 院長
@dr.yoko_alc
℡03-5544-8648