マスクを外すようになったからでしょうか、やはり下顔面のご相談が最近多いように感じます。
人中が気になったら全体のバランスも見ましょう、というお話もしています。
実は人中が伸びたと感じた時に、もう一つ評価している場所があります。
(大前提として私たち医師はカウンセリングの時に全体のバランスも必ず評価しているのですが)
中顔面にアプローチすると人中に対しても有効なことがあります。
その理由の前に解剖学的な話を。
顔の骨格の中でボリュームロスがしやすい(表在化しやすい)場所はある程度決まっています。
眼窩、梨状口、側頭、下顎、上顎、前額です。
この中で、上唇挙筋、上唇鼻翼挙筋の付着部である眼窩について。
(どちらの筋肉も上唇と鼻翼を引き上げる働きがあります。)
眼窩の骨吸収が進むと、眼窩(穴)が大きく広がります。
穴が広がると、それは筋肉の付着部が物理的に下に下がることを意味していて
それは「人中がのびる」ように外見上見えることがあります。
眼窩、上顎のボリュームをフィラーで補うことで
・組織が元あった位置に戻る
・リガメントも本来の力を発揮する(組織の支持)
結果として
・チークトップが元の位置に戻る
・リフトアップ効果がある
・筋肉の収縮も本来の力を発揮する
人中が気になる、ほうれい線が気になる、とご相談を受けて全体のバランスをアセスメントすることに変わりはないのですが、
人中の相談のはずなのに下顎(あご)の話になったり、チークの話になったり
というのはこういったことが理由です。
全体のバランスを見て、トータルカウンセリングさせていただくのが得意です😊
お気軽にご来院ください✨
・
・
Art Lounge Clinic
10:00-19:00
東京都港区麻布台1-5-9 55-1 麻布台2階
六本木一丁目駅より徒歩5分
中野陽子 院長
@dr.yoko_alc
℡03-5544-8648